五木ひろし 2003年版全曲集 全16曲

五木ひろし 五木ひろし 2003年版全曲集 全16曲歌詞
1.望郷の詩

作詞:阿久悠
作曲:五木ひろし

海鳥よ ここに来て こんやは眠れ
子守唄きかせる 波もやさしい
水平線に陽は昇る
そしたら旅立つこともいい
いつの日かつばさを休めにおいで
あぁ 望郷の島 三宅よいつまでも

咲く椿 潮風に ふるえて歌え
乙女らがやがては髪に飾るよ
船から見えるあで姿
ひとめで恋することもいい
島の唄二人で歌ってごらん
あぁ 望郷の島 三宅よいつまでも

とび魚よ 波の上 光って急げ
それぞれの心の便り運べよ
都会の隅で 生きながら
おもいでたっぷり抱きしめて
逢いたさや恋しさ 託してごらん
あぁ 望郷の島 三宅よいつまでも


2.夜空(ニューバージョン)

作詞:山口 洋子
作曲:平尾 昌晃

あの娘 どこに居るのやら
星空のつづく あの町あたりか
細い風の口笛が こいの傷痕にしみる
あ--- あきらめたこいだから
なおさら 逢いたい 逢いたい
もう一度 夜は いつも一人ぽっち

あの娘 かえっておいでと
流れ星にのせ そっと呼んでみた
誰も答えはしないよ 白い花がちるばかり
あ--- とどかない夢だから
なおさら 淋しい 淋しい
この胸よ 夜空 遠く果てしない


3.千曲川(ニューバージョン)


4.北物語

作詞:阿久悠
作曲:船村徹

愛の切符を捨ててしまって
女ひとりが迷います
やさしさに負けそうな 頼りなさ
両の手に 荷物では
重過ぎる 重過ぎる

どうして 北へ来たのでしょう
心が冷えて
泣きながら

風が運ぶ 遠い汽笛に
はるか昔を 想います
しあわせにつつまれて いた頃を
こんな夜 ひとりでは
凍えそう 凍えそう

どうして北へ来たのでしょう
日ぐれが早く
つらいのに

窓が鏡に すぐに変わって
寒い泣き顔 うつします
巡礼をするようにたずねても
あのひとに 二度ともう
逢えないわ 逢えないわ

どうして北へ来たのでしょう
やさしいひとが
声かける


5.逢えて…横浜

作詞:悠木圭子
作曲:鈴木淳

泣くのはおよしよ 逢えたじゃないか
ずっと今夜は 側にいてあげる
港の灯りが 雨に滲んでる
あの日のように霧も 二人を包む

もっとお寄りよ 髪が濡れてる
お前がいとしい 帰したくない
何処か遠くへ 連れて行きたい
涙が笑顔に 変るものなら

グラスを傾け 語り明かそうよ
時を忘れて 今は二人だけ
どんな話も 聞いてあげるから
昔のようにもっと 甘えて欲しい

細い指先 冷た過ぎるよ
この侭どこへも 帰したくない
雨の横浜 濡れてせつない
涙はこの手で 拭いてあげよう

お前ひとりを 泣かせはしない
あふれる涙は 真珠に変えて
恋の横浜 夢の果てまで
離しはしないよ 今日から二人


6.倖せさがして

作詞:たかたかし
作曲:木村好夫

あなたのために 生まれてきたのと
おまえははじらい 小指をからませる
さがしていたんだよ
ちいさなしあわせを
俺のこころを ささえてくれる
やさしい女を さがしていたんだよ

からだのために わるいと叱って
おまえはタバコを 笑ってとりあげる
さがしていたんだよ
ちいさなしあわせを
俺に一生 ささげてくれる
かわいい女を さがしていたんだよ

きれいな花と いわれるよりも
おまえのような 素直な花がいい
さがしていたんだよ
ちいさなしあわせを
胸にほのぼの 灯りをともす
おまえをひとり さがしていたんだよ


7.誓いのなぎさ~砂に書いたメッセージ~


8.山河(アルバムバージョン)

作詞:小椋佳
作曲:堀内孝雄

人は皆 山河に生まれ 抱かれ 挑み
人は皆 山河を信じ 和(なご)み 愛す
そこに生命(いのち)をつなぎ 生命を刻む
そして 終(つ)いには 山河に還(かえ)る

顧(かえり)みて 恥じることない
足跡を山に 残したろうか
永遠の 水面の光 増す夢を
河に浮かべたろうか
愛する人の瞳(め)に 愛する人の瞳(め)に
俺の山河は美しいかと 美しいかと

歳月は 心に積まれ 山と映り
歳月は 心に流れ 河を描く
そこに積まれる時と 流れる時と
人は誰もが 山河を宿す

ふと想う 悔いひとつなく
悦びの山を 築けたろうか
くしゃくしゃに嬉し泣きする
かげりない河を抱(いだ)けたろうか
愛する人の瞳(め)に 愛する人の瞳(め)に
俺の山河は美しいかと 美しいかと

顧(かえり)みて 恥じることない
足跡を山に 残したろうか
永遠の 水面の光 増す夢を
河に浮かべたろうか
愛する人の瞳(め)に 愛する人の瞳(め)に
俺の山河は美しいかと 美しいかと


9.傘ん中

作詞:阿久悠
作曲:船村徹

雨は野暮だし 日暮れは薄情
道はひとりで 靴まで重い
笑い上手は うわべのはなし
芯は一日 泣いている

都会はからくり
見せかけ芝居
男も女も 水びたし
せめて こちらへ 傘ん中
縁があるなら 傘ん中

夜はこわいし ひとりは寒い
夢はみじかい 眠りは浅い
化粧する日は 孤独が責めて
やせた素顔が 蒼ざめる

雨まで色づく
巷に立てば
男も女も 迷いびと
せめて こちらへ 傘ん中
縁があるなら 傘ん中

くちびる震わせ
転がす小節(こぶし)
男も女も 泣き上手
せめて こちらへ 傘ん中
縁があるなら 傘ん中

せめてこちらへ 傘ん中
縁があるなら 傘ん中


10.そして…めぐり逢い

作詞:荒木とよひさ
作曲:中村泰士

語りあかせば 尽きないけれど
過ぎてみれば いまでは笑い話だね
ふたり暮した あの部屋の
鍵は心に いまもある
あゝ 今夜は 帰したくない
ひと春 ふた春 そして…めぐり逢い

「そうかよかった」幸せなのか
あの頃より綺麗に なったみたいだね
グラスをゆらす 白い指
昔とおなじ そのしぐさ
あゝ いまでも 憶えているよ
ひと夢 ふた夢 そして…めぐり逢い

涙うかべる 笑顔がつらい
情にもろいところも 昔のままだね
無理を言っては こまらせた
子供すぎてた あの頃は
あゝ いまでも 愛しているよ
ひと冬 ふた冬 そして…めぐり逢い


11.長良川艶歌

作詞:石本美由起
作曲:岡千秋

水にきらめく かがり火は
誰に想いを 燃やすやら
あなた あなたやさしい 旅の人
逢うたひと夜の 情けを乗せて
こころまかせの 鵜飼い舟

好きと言われた 嬉しさに
酔うて私は 燃えたのよ
あなた あなたすがって みたい人
肌を寄せても 明日は別れ
窓に夜明けの 風が泣く

添えぬさだめと 知りながら
いまは他人じゃ ない二人
あなた あなた私を 泣かす人
枕淋しや 鵜飼いの宿は
朝が白々 長良川


12.紫陽花

作詞:松本礼児
作曲:幸耕平

降りしきる 冷たい雨にぬれながら
色を競うように咲く 紫陽花よ
何をそんなに装う
うす紅の花もよう 涙色です
抱いて下さい 白い素肌 紅く染まるまで
髪をまさぐる指が こんなにいとしい
こころシクシク からだシクシク
あなた恋しい花化粧

とめどなく溢れる涙 川にして
ひとひらの花を 水に浮かべて
そっと送るわ あなたに
しばらくは抱かないで 他の誰かを
人を愛して人を憎むことを 知りました
夜の長さに ゆれる女の哀しみ
こころシクシク からだシクシク
あなた恋しい花化粧

今日も明日も膝を抱え ひとり別れ唄
愛の歳月 いいえ 後悔しないわ
こころシクシク からだシクシク
あなた恋しい花化粧


13.細雪

作詞:吉岡治
作曲:市川昭介

泣いてあなたの 背中に投げた
憎みきれない 雪の玉
いまもこの手が やつれた胸が
おとこの嘘を 恋しがる
抱いて下さい もう一度 あゝ
外は 細雪…

不幸つづきの おんなに似合う
掴むそばから 消える雪
背中合わせの ぬくもりだって
あなたがいれば 生きられる
夢のかけらが 散るような あゝ
外は 細雪

酔ってあなたが わたしにくれた
紅がかなしい 水中花
春になったら 出直したいと
心にきめて みれる酒
お酒下さい もう少し あゝ
外は 細雪


14.べにばな

作詞:石坂まさお
作曲:弦哲也

女ごころを やさしく抱いて
染めてください べにのいろ
忍び恋なら なおさらに
愛のあかしが 欲しいのよ
べにばなは 愛の花
燃える女の いのち花

夜が来るたび 花びらを変え
罪の匂いを つけてゆく
せめて嘘でも 抱きしめて
夢をつないで 生きたいの
べにばなは 愛の花
忘れられない みれん花

二年たらずで 散りゆくさだめ
花のあわれを 風が泣く
一度まかせた この身なら
ついてゆきたい 尽くしたい
べにばなは 愛の花
燃える女の いのち花


15.女の酒場

作詞:永井龍雲
作曲:永井龍雲

今にも降りそな 空のよう
溜まった涙 あたれ出す
人が見るのも 構わずに
思い切り 泣いた
優しい貴方の 面影を
この唄聞けば 思い出す
傷つくことは 初めから
知っていたけど
恋しいよ 恋しいよ
背中が 恋しいよ
逢いたいよ 逢いたいよ
もう一度 逢いたい
倚(よ)りかかる 背凭(もた)れもない
女の止まり木

心に残った 未練酒
時間が行けば 苦くなる
強がり足して 薄めても
辛さに 噎せた
どこかに貴方の 残り香が
残っていそうな あの部屋に
ひとりぼっちが 寒いから
帰りたくない
寂しいよ 寂しいよ
身体が 寂しいよ
飲みたいよ 飲みたいよ
忘れて 飲みたい
酔うほどに 想い乱れる
女の酒場

恋しいよ 恋しいよ
背中が 恋しいよ
逢いたいよ 逢いたいよ
もう一度 逢いたい
酔うほどに 想い乱れる
女の酒場


16.契り(ニューバージョン)